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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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学生の時、
美術の先生から聞いた話。 先生が出張中、
奥さんが先生のベッドでひとり眠っていると、 毎晩のように見る夢があったそうだ。 それは、
部屋の隅の天井からぼたぼたと血が滴るという、 あまり気持ちの良く無い夢。 気になったので天井裏を探ってみると、 そこからは先生が学生時代に描いた絵が沢山でてきた。 独身の頃、
住んでいる場所からそう遠く無いところに屠殺場があり、 写実的な絵を勉強していた先生は、
血のしたたる牛の頭や肉なんかを、 キャンパスにいくつも描いていたそうだ。 結婚後、その絵は日の目をみることなく、
家の屋根裏に置かれたままになっていた。 先生の奥さんはそのことを全く知らなかったようだが、
「牛の魂?が絵にこもって、
なんらかの形で存在を知らせたかったのかも…」 と言っていた。 たかが絵…と思うが、
『モノにはなんでも魂が宿る』というのは、 あながち嘘ではないのだなあと思ったお話でした。 PR コメントを投稿する
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