【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】祖母の家に預けられていた頃

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】祖母の家に預けられていた頃

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私は小さい頃、祖母の家に預けられていたのだが、そこでやたら不思議な事があった。

屋根で昼寝してて、起きてから祖母がいる台所に行ったら、

「え、昼寝してた?あんたさっきまで居間で芋食ってたのに」

と言われ、居間へ行くと、
床に食いかけの芋(人間じゃない歯形付き)が転がってたり。

一緒に預けられてた弟が、バケツ一杯にオタマジャクシ捕まえてきたの見て、

「そんなに飼えないし、どうせあんた途中で飽きるんだから逃しな」

とオタマを全部川に返した翌日、
玄関を開けたらどでかいウシガエルがでんと座ってて、
私に一礼してノシノシ去って行ったり。

拍手[2回]

近所の子達と隠れんぼしてて、
残り一人がなかなか見付からずに皆で探してて、誰かがふっと

「ところで、残り一人って誰だ?」

と言い出し、改めて数えてみたらちゃんと全員居て、
誰も残り一人がどんな顔だったか、どこの誰なのかわからなかったり。

一度弟が行方不明になり、町中で探してる中、
庭の小さい祠みたいなのに向かって、

「弟が無事ですみますように」

とお願いして振り返ったら、
そこに弟が突っ立ってた時はびっくりした。

弟は庭で遊んでた所までは覚えてるが、
行方不明になってた間の記憶はまるで無いらしい。

中学生になって親元に戻り、
たまに行くくらいになってからは何も起こらなくなって、ちょっと寂しい。

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