【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】ばあちゃんがボケはじめた時

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】ばあちゃんがボケはじめた時

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うちのばあちゃんがボケはじめた時が怖かった。

もっとも、
痴呆症の初期ってこういう症状はよくあるのかもしれないけど…。

まず、一人で喋る事が多くなった。

「誰と喋ってるの?」

と聞くと、

「○○おじさんが今まで来てたのよ。
…あ、あら?どこに行ったのかしら、
今までそこにいたのに」

お約束だが、
○○おじさんは数年前に死んでる。

それはまだいい。

拍手[1回]

夜中に絶叫する。

もう、家中の人間が飛び起きるぐらいの大声で。

駆けつけて訳を訊くと、

「瞼を縫い付けられた男が、押入れの隙間から顔を出していた」

と泣いてる。

ちょっとやめて欲しい。

でも一番怖かったのが、
私が真夜中(午前3時前後)にふと目が覚めて
玄関横のトイレに行こうとした時。

真っ暗な玄関にばあちゃんが正座していた。

失神しそうなぐらいびっくりした。

「何してんの!?ばあちゃん」

と訊いたら、

「誰かがね、『開けてくれ、開けてくれ』って言ってるんだよ。
だから鍵開けたんだけどね、待ってても入ってこないんだよ」

開けるなぁぁぁぁ!!!
(ちなみに私の家は有名な某霊園の近所)

今のばあちゃんは完全にボケてしまって、
ほとんど言葉を発する事もないです。

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