×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
| |
スポンサーリンク
10数年前の『人事院月報』という国のお堅い雑誌の読者欄みたいのに何故かあった。
ちょっとこわかったので今でも覚えてます。だいたいこんな話。
夏休み、一家でサイパンを訪れた。
深夜、ホテルで皆寝ていたらいきなり電話がかかってきた。寝ぼけ眼で取る。
すると男性の声で『○さんですか?』と尋ねてきた。(ちょっと実際の名前覚えていないので、○でご勘弁下さい)
「いーえ、違います…」とこたえると電話は切れたが、少したってまたかかってきた。
同じ人がまた『○さんはいませんか?』。「違いますっ!」と切った。 まったくこんな夜中に一体…と不愉快。
でも旦那も子供も不思議と気づかず、すやすや寝ている。
ふとベッドサイドに気配を感じ振り向いた。
するとそこには男性が立っている。兵隊姿の。
それを見て動転し、声も出ない。
日本兵はじっと見つめ、テレパシーのように声ではなく心に語りかけてきた。
『自分は……というものだ。○さんを探している。どこにいるか知らないか?』
『いえ、知りません…』と念ずるように伝えると、驚いたことにまた心に返してくる。
『○さんが自分を日本に帰してくれると約束してくれた。どうしても探したい』
ふるえながら『自分はその人を知らないし、申し訳ないが何もわからない』。
すると『どうしても日本に帰りたい。自分だけじゃなく、皆そうだ』と、
窓の外を見ると無数の日本兵の姿が。 ここでぎゃぁーと悲鳴をあげたら、それらはさーっと消えた。
その叫び声で家族が目を覚ました。
やはり家族は電話のことなど何も知らなかった。
翌朝、ホテルに文句を言ったが、「そんなのよくある話だ」ととりあってくれない。
帰国後、何かの手がかりがあればと、日本兵の名前を調べてみたがよくわからなかった。
それにしてもなぜ、霊体験もなかった自分のところに出てきたか不明。
「ほんのりと怖い話」の関連記事【ほん怖】自称霊感のある中年女性【ほん怖】大叔母の話 【ほん怖】蛍見物 【ほん怖】Y新聞 【ほん怖】夏の空手合宿にコックリさん PR コメントを投稿する
<<【ほん怖】新興住宅地 | ブログトップ | 【ほん怖】夏の空手合宿にコックリさん>> |