【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】不思議な記憶の真相

忍者ブログ
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【ほん怖】不思議な記憶の真相

スポンサーリンク


これは12年近く前の話です。

記憶に、誰も居ないのに階段が鳴り響く体験をした覚えがあったので、
母に聞いてみたところ、このような話を思い出しました。

ある日の夕方、父を除く家族が居間に集まっている状態で、
(父は仕事で不在)
急に階段を誰かが登っていくような音がしました。

普通に「トントントン」という音ではなく、
「ドンドンドン」と踏み鳴らす感じで。

始めは父親かと思いましたが、
会社に行っており不在との事を母親が言っており、
祖父と祖母、俺も居間に居ました。

好奇心旺盛な当時6歳の俺は、
音が鳴り止んだ直後に、
一人で二階へ確認に行ってしまったそうです
(止めてよ母さんorz)。

拍手[1回]

記憶は定かではないが、
電話の呼び鈴が鳴り響く音を背中に聞きながら、
階段を上がっていった覚えがあります。

全ての部屋を見回りましたが、
二階には誰も居ませんでした。

二階から降りてくると、電話を受けた母が、

「祖母の友人が30分ほど前に亡くなったから、通夜に出かける」
と俺に告げました。

母と祖母は階段が鳴り響く前に、
廊下を何かが通る気配を感じていたそうです。

元々母は実家の方で心霊体験(?)のような事を何度も体験していたようで、
慣れていたようです。

結局、二人とも霊感があるようで、
通った気配がこの世のものではないと解っていたために、
一人で二階に行く俺を止めなかったそうです。
(悪霊だったらどうするんだヲィ)

祖母は、

「最後に友人が、お別れを言いに来たのだろう」

と家族に告げていました。

此処までがほんのり・・・だと思う。

母親からこの話を聞いて、
ふと疑問が上がった。

なぜ祖母にお別れを言いに来たのに、
居間には来ず階段を上って二階へ行ったのか。

母にこのように聞くと、

「どうやら私と貴方が邪魔だったみたいだよ」

と。

言葉の意味が解らないでいると、

「貴方は二階から降りてきたときに、
連れて降りてきたの気付いてないでしょ?」

と、また意味不明なことを言う母。

「あれ(祖母の友人)はね、
お別れを言いに来たんじゃなくて、
一緒に連れて行こうとしてたんだよ」

と、言われてやっと理解した。

祖母は俺が連れてきた祖母の友人に、
話しかけられていたそうだ。

「独りは寂しい、一緒に来てくれ」

と。

祖母は丁寧に断ったそうで、
祖母の友人も諦めかけていたとき、
馬鹿な俺はこんな事を口走ったそうです。

「婆ちゃん連れてくくらいなら俺を連れて行けよ」

と。

この時は母も祖母も驚いたそうです。

うちの家系は、父や祖父には霊感がまったくなく、
母と祖母だけにあったので、
男の俺にはないものだと思っていたそうです。

しかし、二人のように強いわけではなく、
その後すぐに高熱を出したそうです。

原因が解っていたため、すぐに御祓いしてもらい熱も下がりましたが、
その一件以来、母は心霊現象などが起こると噂される所に俺が行こうとすると、
過剰に反応するようになりました。

その母の反応ぶりからして、
俺自身は口走った覚えはありませんが、
作り話ではないなぁ、と実感しています。

そして、疑問である

「何故、俺と母が邪魔だったか」

というのを母に聞いてみると、
霊感のある人間に祖母が助けを求めるのを嫌ったため、
階段で物音を立て、
足腰の弱い祖母以外を二階に誘導するつもりだったようです。

厳密に考えると、俺が二階から連れてきたわけではなく、
母が電話に出てしまい二階に来なかったので、
仕方なく降りてきたようです。

子供の頃には霊が見えやすいなどという事が言われていますが、
正直この話を聞くと、
何もない方向に話しかけている子供を楽しそうだから
放っておくというのも危ない気がします。

まあ、このケースは俺が馬鹿なだけでしたがorz

PR

コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント