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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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私の家は共働きで、
私は小学生の頃は夏休みとか冬休みをほぼ祖母の家で過ごしてた。 その頃の話。 冬休みに行くと祖母が干した干し柿が軒先に下がってて、 私はそれが好物だった。 干し柿が食べたい時は祖母に言って取ってもらってたので、 その時も祖母を呼びに行った。 居間を覗くと、いつもの場所に座った祖母の膝に知らない子が座ってた。 祖母はその子の頭を撫でている。 近所にそのくらいの年代の子はいないし、
誰だ?と思ってたらフッと消えた。 そこで私に気付いた祖母は、 「なんね、柿食いたかと?」 といつもの調子で言った。 柿を取ってもらいながら、さっきの子の事を聞くと、 「私も知らん子けど、最近よう来て甘えてくるけん、好きにさせとると。悪さもせんし」 との事。 その後も、その子が祖母にくっついてるのを数回見た。 明らかに人外の何かと平然と付き合う祖母が、当時はちょっと怖かったが、 今になって考えると、祖母は優しいからなぁと、ちょっとしみじみする。
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