【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】家族で山菜採りに行った

忍者ブログ
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【ほん怖】家族で山菜採りに行った

スポンサーリンク


俺は全く霊感もないし現実主義だから、
自分で体験し見た物しか信じない。

だから宇宙人も霊的な物も、
占いだって信じていない。

でも、カーチャンとばーちゃん(親子)は昔から霊感が強いらしく、
様々な体験を話してくれた。

俺は怖かったけれど、
それでも心の何処かで「勘違い乙」とか思っている可愛くないガキだった。

拍手[2回]

前置きはこれくらいにして、
俺が小学高学年だったある日の事。

実家は県庁所在地の栄えた所だったが、
所詮地方都市。

数十分車を走らせれば山菜豊かな山へと行ける。

父、母、弟、俺、母の弟(つまり叔父)の5人は、
恒例のウドやワラビ取りへと出掛けた。

山に着き、
俺以外の全員が山菜採りに山の奥へと入っていった。

俺は酔いとデカイ百足に怯えリタイア。

車でボケーとカセットテープを聞いて待っていた。

数分して、母が顔面蒼白で戻ってきた。

そして俺に一言。

「嫌な気配を感じた。ここは危険だ」

「何かあったの?」

「無いけど、悪い予感がして進む事が出来なかった」

母の尋常じゃない姿に驚いて、
俺は取り敢えず大声で山に入った皆を呼んだ。

運良くなのか、粗方採られていた山菜、
皆は場所代えの為に近くまで戻ってきていた。

母の悪い予感に誰も真面目に取り合わなかった。

俺でさえ、ただ母に驚いただけだったから。

しかしそれからおよそ一週間後。

母の悪い予感は本物だったと、
嫌でも認める事となった。

夕飯が終わった後のローカルニュース番組。

あの日出掛けた山で、他殺体が発見された。

PR

コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント