【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】山小屋のばあさん

忍者ブログ
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【ほん怖】山小屋のばあさん

スポンサーリンク


大学で民俗学を専攻していましたが、
そのときに先輩から聞いた話。

民俗学では一応、
妖怪やら怖い話やらもデータとして収集するんですが、

「怖い話ありますか?」

って聞くと、たいていは

「ない」

って言われる。

拍手[3回]

ただし、その後世間話していると、

「本人が怖いと認識してない話」

が結構出て来るそうで。

どこかは忘れてしまいましたが、
先輩が山で炭焼きを営んでいたじいさんに聞き取りを行ったとき、

「山で働いていたら迷ってしまって、
山小屋に泊めてもらったことがある。
こんなとこに小屋なんかあったかな?って訪ねると、
おばあさんが一人いてな」

先輩は、ははあ、ヤマンバの話かな、
と思って聞いていると、

「寝ているとな、そのばあさんが、
シイタケ栽培みたいに並べた丸太にな、なにやらメシ食わせてんだ。
丸太の上の方に口がついていてな、
それがくちゃらくちゃらメシを食うのがうるさかったな」

って話をしたそうです。

話の不可解さに寒気がした先輩が、

「それからどうしたんですか」

と聞くと、
お爺さんは、

「朝になったから帰った」

と言ったそうな。

PR

コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント