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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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私の母の実家は祖父母が亡くなって空家になっていますが、幽霊屋敷としか思えない家でした。
祖父が亡くなる前に、トイレで子供のような白い影を見て、
「誰だ!!」と叫んだ話は語り草になっていたし、
空家になってから伯父が泊まったら、やはり子供の声がしたとか。
私も金縛りにあい、男の声で「おんな・・・」と呼びかけられゾッとした事があります。 また、深夜の4時きっかりに、鬼門にある四畳半の部屋からミシッミシッと足音がするので、
その部屋で寝ていた親が起きてきたのかと襖を開けて確認したら、誰もいなかったという事が2日も続き、
さすがに3日目は恐ろしくて早めに寝ました。
ちなみに、この家に母が知人を招いたところ、何も知らないのに、
「ここの家には何か住んでいる。人を殺さないけれど気を狂わせるから、絶対に一人でいてはいけない」
と言われたそうで、その後、母は近所だというのにこの実家に寄りつきません。
そんな事気にせず一人で泊まったりしていた私は何と鬱病になってしまい、
母は「私の妹もこの家に引越してから錯乱した」と言って非常に怖がっていました。
信心深い伯母は自分が居ても何も起きないので半信半疑だったようですが、
私がいると異常に大きいラップ音が起こるので、さすがにビックリしていました。
このままでは大変な事になると思いましたが、霊能者を呼ぶお金のゆとりもなく、自分でお祓いをする事を決意。
とりあえず仏壇の掃除から始めたら出るわ出るわ・・・戦争前後の貧しい時代に亡くなった水子の戒名の羅列。
ゾッとしながらも必死で供養しました。
結局、その後は空家に近づかないようにしていたら何とか落ち着きましたが、
「水子は絶対に作らない」という約束をしたので、それを今でも守っています。
しかし、私も従兄弟も40代手前だというのに結婚せず、子孫は私達の代で確実に絶えそうです。
あの家は家相も最悪で(特に鬼門にある部屋は最悪)、早く更地にすべきだと思うのですが、
そんな気持ちとは裏腹に残り続けています。
私達子孫が滅びてから、この家は初めて解体されるのでしょう。
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