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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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私が小学生の頃の出来事。
いつものように学校から帰宅して、
ついさっきまで顔を合わせていた友達と電話でおしゃべりをしていました。 受話器の向こうの友達の声の背後から、かすかに人のような声が聞こえるんです。 でもその時友達は、留守番していて1人だという。 背後の声がだんだん大きくなってきて、気付いたのが赤ちゃんの泣き声なんです。 友達は団地住まいなので、常にまわりの物音やら人の声は聞こえてくるんで、
最初は気にしなかったけど、 明らかにすぐ近くで赤ちゃんの泣き声が聞こえるから、友達に
「赤ちゃんの泣き声がはっきり聞こえるよ。赤ちゃん近くにいるでしょ?!」 って聞いたら、友達は 『赤ちゃんなんているわけないし、外でも泣き声なんか全然聞こえない!』 と否定する。 そんな会話をしている最中にも泣き声は続いている。 すっかり怯えた友達は、 『1人で家にいるのは怖いから、お母さんが帰ってくるまでうちに来て!一緒にいて!』 と懇願され、すぐさま友達の家に向かいました。 友達の家に着いたら、全く赤ちゃんの声は聞こえないんです。 私と友達は、かなりの恐怖で怯えていました。 そこへ、友達のお母さんが帰ってきました。 お母さんが帰ってきたせいか、私たちはだいぶ気を落ち着けることができて、 少ししてから私は帰宅しました。 帰宅したら私の母から 「Kちゃん(別の友達)から、さっき電話があったからかけなおしてあげてね」 と言われ、Kちゃんに電話をしました。 一緒に通っている書道教室のことの用件で、それについて話をしていると、 Kちゃんが
『赤ちゃんの泣き声がするんだけど、赤ちゃんいる?』 と聞いてきたのです…。 家にいる私には泣き声なんか聞こえない。 私は恐怖のあまり、Kちゃんにさっきの出来事を話ました。 Kちゃんは怯えて大泣きしているし、私もパニックで大泣き。 私は泣きながら母を呼んでたんだけど、 玄関先に近所のおばさんが来ていて、
母はおばさんと井戸端会議で盛り上がっているようで全く気がつかない。 私は電話を切るのが怖かったから、Kちゃんにまだ電話を切らないよう懇願して、 2人で泣いてたんです。 そしたらKちゃん、 『あっ!泣き声が聞こえなくなった!』 って言うんです。 と同時に母がやってきて、 「Iさん(近所のおばさん)今帰ったところだけど、なんかさっきお母さんのこと呼んだ?」 と。 私は泣きながら 「今さら遅いよ!」 と安心しながらも怒って、とりあえずKちゃんとも電話を切りました。 後に、団地の友達と私とKちゃんと、このことについて考えたんだけど、 最初は、団地の友達の家からなぜか赤ちゃんの泣き声→友達の家から帰宅した私の家で
今度は赤ちゃんの泣き声。 友達の家にいた赤ちゃんを、私が連れて帰ってきたということなのか。 それから、Kちゃんが電話でうちの中の泣き声を聞いたけど、 しばらくしてプツリと止んだ。 近所のおばさんが帰って行ったのと同時期だった。 もしかしたら、今度はあの近所のおばさんが、赤ちゃんを連れて行ったのかもしれない。 PR コメントを投稿する
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