【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】霊感兄弟

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】霊感兄弟

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俺は四人兄弟の末っ子で、三番目の兄とも10歳離れてるってくらい
異様に年の差開いて生まれたんだけど。
(北海道旅行で両親が張り切った結果俺誕生wwwwww)

三番目の兄は、俺が小さい頃から霊感強かった。

俺は全然信じてなかったけど、
夜中にマジ泣きの高校生の三男が部屋に入ってきて、

「今、足掴まれた!」

って小声で、震えながら俺に泣きついてきた時は流石にびびった。

拍手[1回]

次男は霊感とか全くそういうのは無かったけど、大学生活中一人暮らししてて、
バイト終わった後真夜中に階段降りてたら、
いきなり後ろから誰かに突き落とされたらしい。

狭い階段だし足音響くから、後ろには誰もいないはずなのに、
不思議だなあって入院先の病院で話してた。

長男は、一連の件に全く触れない感じだったけど、
実はよく金縛り(乗っかられたり頬触られたり)に遭ってたとか。

こういう話聞いてたら、俺ももっと霊とか真剣に考えてたのかもしれないけど、
三男以外の兄貴達は何も話してくれなかったし、
三男も普段、『あそこに霊が…』なんて痛発言しなかったもんで、
自分もまさかそういう現象体験するとは思わなかったorz

実際体験したのは数ヶ月前の春で、俺の住んでる地域はまだ雪降ってた。

当初は書き込みとかしたらやばいかなってくらいびびってたけど、
段々怖くなくなってきたから書き込みにきた。

どこから話せばいいのか…話が行ったり来たりになるかもだけど聞いて欲しい。

去年の12月に、病気で犬亡くした。

動物飼うのは初めてで、失うのも初めてだったんで、本当に凹んだんだが、
三ヶ月くらい経ってケージの中身とか処分して、もうすっかり立ち直ってた。

俺は普段、二階の自分の部屋で寝るんだけど、
エアコン故障しててストーブもないんで、この冬は一階のリビング横の和室で寝てた。

リビングについてたストーブの熱で和室も暖かくなってて、安眠できたんで。

ただ、犬死んでからはなんとなく寝つき悪かった。

というのも、室内犬だったんだけど、
リビングで動き回る「カツカツカツ…」って足音とか、
たまに聞こえる「ピス ピス」って鼻息とか全然しなくなったんで、
ああ、もういないんだなって考えると、
情けないことに18にもなって泣けてしまうんだ(´・ω・`)

でも流石にその無音にも慣れて、その日もまったり眠ってた。

朝の7時にケータイの目覚ましセットして枕元に置いて、すやすや寝てたんだけど。

いきなり耳元で女の叫び声が聞こえた。

叫び声っていうか笑い声?

絶叫に近い笑い声みたいな、

「アーハハハハハギャガガガガガ!!!!!!!」

っていう。

しかも直接耳元で叫ばれて、飛び起きようとした。

でも体が全然動かなかったんで、すげえ泣きそうになった。

指先すら動かないし、視線動かすことも忘れて一点凝視。

布団の中で横向きに硬直しながら、畳と隣に置いてあった椅子の隙間の空間見てた。

どんどん笑い声?は遠のいていって、町に響き渡る感じで消えていった。

「ハハハハハハヒーヒヒヒ………」

ようやく動けるようになって、とりあえず手伸ばしてケータイをげと。

時刻は夜中の3時40何分くらいだったと思う。

二階の両親の部屋に行こうかと思ったけど、
真っ暗な中布団から出るのも怖かったし、
階段を上るのも怖かったから、布団の中で縮こまってた。

で、必死にあの声の事考えてた。

普通忘れようと思うんだろうけど、俺はなんかあの声に聞き覚えあったんだ。

思い出せば、夢だったんだ!で済ませられると思って考えてた。

考えてる間に寝てたw

そんな事が数日おきに何度かあって、親にも恥を忍んで言ったんだけど、
爆笑されて終わった。

あの時は本当に切なかったし、正直キレそうになった。

こんな話でもマジで、俺は寝不足で死にそうなんだよ!と。

そんで2週間くらい経った頃に、布団の中で2時まで粘ってたけど、
結局ウトウト→三時頃に笑い声で起きた。
でも、その日は笑い声が遠ざかるんじゃなくて、ぴたっと止まった。

とうとう何かされるのかと震えてたら、リビングから

「カツカツカツ…」

って音がした。

ちょw幽霊歩いてるwって思って、ふと気付いた。多分犬だ。

たまに夜に起き上がって歩いてきて、
俺の布団の近くで丸くなってたんだけど、その雰囲気と似てたというか。

とりあえず状況に慣れたのか知らんが、目だけ開閉可能になったんで、
必死に金縛りとけるまで目閉じて耐えてた。

そのまままた寝ちゃって、朝になって母親に起こされた。

リビングの電球がつかなくなってて、電球替えてもつかないんで電気屋呼んだ。

電気屋

「あれ?元のガラス球の部分が割れちゃってますね…」

これは偶然なのかわからんけど、これを境に女の声はもうしなくなった。

犬の足音も二度と聞こえなかった。

その事を兄にメールしたら、『ドンマイ(笑)』ってだけ返ってきたw

まあ思い返せば、幽霊実際に見たわけでもないし、
夢でも見てたんだろとか言われれば、
そうかもしれないってくらいの薄っぺらい体験だったかもしれん。

でも俺は暫く、結局あの声は誰のだったっけと考えてた。

受験終わって学校も休みになったんで、リビングにいるとその事ばかり考えてた。

そんで、ある日。

俺が暇なもんで、熱出した姪の世話押し付けられたんだけど、姪の顔見て思い出した。

何で今まで忘れてたんだってくらいだけど、同じく去年のGWに首吊って自殺した、
兄の義母の声だったんだわ。

兄義母の家は古い木造建築で、遊びに行った時、俺はコタツでうたた寝してた。

その時、隣でテレビ見てた兄義母の笑い声で起きた。

その笑い声を劣化させた感じだった。まさにそんな感じ。

そんで、兄義母が可愛がってた姪は、
去年ようやく二歳で喋るようになったばかりだったんだが、

自殺騒動でゴタゴタしてた頃、姪は家に泊まって俺が世話してた。

その時、和室でオムツ取り替えてたら姪が、

「あ、ばーちゃんだ」

って、何もない空間指差して言ったのを思い出した。

それもそれで衝撃的だったのに、何で忘れてたのかとwww

とにかく、謎が解ければ解けるほど怖かった。

幸いもう和室で寝ることは無くなったし、そんな体験もしなくなったけど、
幽霊見えるとかすげえステータスwとか、小馬鹿にしつつ思ってた今までの自分を殴りたい。

もうあんな思いすんのはこりごりっすわ…

長々と話した割にくだらないオチですまん。

でもこの体験は、俺は地味に一生忘れられないと思うんだ(´・ω・`)

とりあえずこの経験のおかげで、幽霊を信じるようになったぜ…!

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