【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】調度いい泳ぎ場

忍者ブログ
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【ほん怖】調度いい泳ぎ場

スポンサーリンク


小学4年のころ、
近所の女の子5人と山に行きました。

家は山に囲まれた盆地でしたので、
小学校の裏にもちょっと行けばすぐにでも山があったので、
よく子供だけで行っていたのです。

その山には川が流れていて、深さは子供の腰くらいで、
岩も大きなのがごろごろとあって、
調度いい泳ぎ場がありました。

拍手[2回]

遊んでいると女の子の1人が、

「足のマメを魚がつつく」

というので、うそだーと言っていましたが、
あまりにも言うので、
みんなでもぐって水の中の彼女の足を見ました。

確かに小さなメダカみたいな魚が、
彼女の足の親指にあるマメをつついてます。

私は顔をあげて、
友だちに話し掛けようとしました。

すると、そこには誰もいなかったのです。

今までその子の足を4人でもぐって見てたのに。

うっそーんと思って川からあがると、
向こう岸に(といっても3mくらいの川)
白いワンピを着た女の子がすごい顔でにらんでいます。

あんな子いたかなと思ってよくみたら、
ずぶぬれなのです。

迷子かなと思った瞬間、
後ろから髪をひっぱられました。

後ろを振り向いても誰もいず、
向こう岸の女の子もいなくなりました。

その後、ひとりで自転車に乗って帰ったのですが、
一緒に行った女の子たちは、
私が急にいなくなったから心配で家に戻ってたそうです。

思い出としては、

「メダカは人間の肉を喰うのか?」

というのが強かったんですけど、
やっぱずぶぬれの女の子が怖いですよね。

でもその時は怖いっていうより、
心配でした。

迷子かなって…

PR

コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント