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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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友達から聞いた話です。
彼女が西荻窪に引っ越した時、近くのリサイクルショップで手鏡を買ったんです。
柄に飾りのあるアンティークぽいもので、あまり中古品が好きでない彼女も一目で気に入ったそうです。
ある夜、風呂上りにお肌のチェックをしていた時のこと、
なぜか鏡に映った自分の顔に影が差したような気がしたそうです。 蛍光灯の真下に移動してもなぜか仄暗く、あまり光を反射していないように見えたといいます。
やっぱり古いものだから、目に見えない傷や汚れで映りが悪くなったのかもしれない。
彼女はそう思って、その夜は寝てしまいました。
翌朝、目が覚めると体がひどくだるくて、彼女は大学を休んだそうです。
その次の日になると熱も出て、起きることもできないくらい。
彼女は友人に電話して、病院に連れて行ってもらいました。
体が衰弱しているとのことで急遽入院することになり、その友人が着替えなどを取りに部屋に戻りました。
一通り準備して、友人が戸締りのチェックをしている時のことです。
なぜかテーブルの上の手鏡に目が行き、何気にそれを手に取りました。
鏡の表面は黒いフィルターを貼ったようになっており、何も映らなくなっていたそうです。
友人は不思議に思い、手鏡を持ってベランダに行きました。
太陽の光で照らした瞬間、鏡にうっすらと顔のシルエットが現れたそうです。
それは、友人の顔ではなかったのです。
目鼻立ちは暗くて分からなかったのですが、髪型は違いました。三つ編みだったそうです。
友人は驚いて、思わず手鏡を落としました。
鏡は粉々に割れ、破片が飛び散ったそうです。
そして、鏡の裏面から一枚の写真が出てきました。色あせた白黒の写真です。
それには、サングラスをかけた三つ編みの若い女性が映っていたそうです。
その後すぐに、友人は鏡と写真を持ってお寺に行きました。
(お寺は、そういうことに詳しい知り合いに紹介してもらったそうです)
そこで供養してもらったところ、彼女の体調も回復したそうです。
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