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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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仕事中、会社の更衣室に行ったら、別の部署の先輩がへたりこんでいた。
見ると、開け放したロッカー(一人用、すごく狭い)にきっちりと体を折りたたんで、
もう一人の先輩が嵌りこんでいた。
扉を開けたらその状態だったらしい。
すごく異様な状態で、私も悲鳴をあげそうになったが、
何だか刺激してしまっては激しくやばいような気がして、
結局言葉に出来たのは「何してるんですか?」という、 至極まっとうでのどかな質問だけ。 その状態のまますごく冷静に「ヨガの瞑想よ」と返されたが、
何だって他人のロッカーでそんな事をしなきゃならないのか不明。
彼女がため息をついて立ち去った後、しばらくへたりこんだ先輩と二人、言葉もなかった。
嵌りこんでた先輩はその後すぐ退職したが、結局何だったのか未だにわからない。
仕事も丁寧で、常識的な、全然キティっぽくない人だっただけに、
今でも更衣室に行くと、その時のことを思い出して鼓動が早くなる。
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