【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】松茸泥棒

【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
【ほん怖】松茸泥棒

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田舎の友人から聞いた話です。

彼のうちでは椎茸や松茸を栽培しており、
山を沢山持っています。

去年の秋、
収穫前の松茸が盗難に遭いました。

前日に山で見たときには、
何もなく結構な量があったそうですが、

翌日、
収穫に行くとゴッソリともって行かれ、
ほとんど残っていません。

「松茸泥棒だろうか?」

と思った彼は、
ローテーションを組んで、
見回りに行くようにしました。

ある夜、
ベースキャンプにしているテントで横になっていると、
ザクッと土を踏む音がしました。

「獣か?人か?」

と耳をすませていると、

「ふむふむ、うんうん」

と頷くような呟きが聞こえました。

「コイツだ、泥棒に違いない」

と思った彼は、
懐中電灯と棒切れを持ってテントから出ると、

「おらあ!何しよんじゃい!」

と怒鳴りつけながら、灯りを向けました。

懐中電灯の明かりの向こうには、
1メートル以上はある大きな猿がいました。

その猿は手に何本か松茸を持っていたそうです。

猿はまぶしそうに手を眼前に交わしていましたが、

「チッ、見つかったか」

と言うと夜の山に入っていったそうです。

「絶対にあの猿は喋ったからな!はっきり聞いたんだ!」

彼はそう力説していました。

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