【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】因縁のある山

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母は、と言うか母の家系は、某山とよからぬ因縁があるらしく、
祖母より決してそこへ行ってはいけないと固く言われていた。

「あの山に行ってはいかん。
絶対にいかんよ。
行ったら帰ってこれんようになるよ」

と。

ある冬の日、俺が小学校に入って間もないころ、
親戚に不幸があり父と母と俺の3人で葬儀に出かけた。

全てを済ませて帰りはすっかり夜。

途中、夕飯を済ませて帰ろうということになった。

高速のうどん屋さんで暖まり、
残りの家路へと車を走らせる。

辺りはすっかり夜。

時計は9時を回っていた。

車を走らせて暫くすると、父が

「ああ゛~っ」

と大きく欠伸をした。

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【ほん怖】佐々間のおばちゃん

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子供のころ両親が共働きで、
うちには幼い俺を世話してくれてた
佐々間のおばちゃんと言う人が居た。

おばちゃんはちょっと頭が良くなかったせいか、
仕事は持たず、自分ちの畑とうちのお手伝いで食ってるようだった。

おばちゃんの仕事は、学校から帰ってきた俺にご飯を作ることと、
家の掃除洗濯、あと、体が弱く入退院を繰り返してた婆ちゃんの介護だった。

ある日、俺が学校から帰ってくると、
珍しくおばちゃんは居なかった。

変わりにいつも寝たきりの婆ちゃんが起きていて、
居間でお茶を飲んでいた。

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【ほん怖】小柄で痩せていた同級生

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私が九歳の時に、泰奈という子がいた。

泰奈と私は同じ団地に住んでいて、
学級も同じだったのでよく遊んだ。

泰奈は他の子よりも随分小柄で痩せていて、
三つ下の私の妹くらいしかなかったけれど、
よく食べるし快活だったから、特に気にはしていなかった。

泰奈には給食の時間、
嫌いなものをよく食べてもらった。

体が小さいのにいくらでも食べるから、
みんな面白がってパンとかをあげていた。

泰奈も楽しそうだった。

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