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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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俺には10歳上の従妹がいた。
綺麗な人でとても優しい。
名前は由紀(仮名)といった。
由紀は俺の明仁(仮名)という名を崩して、
『あっくん』と呼んでくれていた。 近所に住んでいて、
年の離れた俺とよく遊んでくれた。 いつも一緒で大好きだった。
由紀が社会人になり遊ぶ機会は減ったが、 幼少の頃と変わらず懐いていた。 PR スポンサーリンク
消防五年ぐらいのときの体験談。
もともと寝付きの良いほうじゃなかった俺だが、
九歳のころに中学受験の勉強初めてからは、
余計に夜眠れなくなった。 んで、小五のある日、真夜中に目が覚めたもんで、
仰向けに布団に入ったまましばらくぼーっとしていた。 「起きてる……?」
って声がするもんだから、 てっきり隣の布団で寝てる弟かと思って、 俺は
「起きてるよ」 と答えて隣を見た。 でも弟はどう見ても熟睡中。
あれ?と思って仰向けに戻ると、 俺の足元のあたりに男の子が一人立ってたんだ。 スポンサーリンク
俺はその晩、
友達の家から自転車に乗って帰路についていた。 時刻は十時ごろ。
田舎なので、 周りは田んぼと川しかなかった。 満月がめちゃくちゃきれいで、
電灯なんかなくても地面を照らしてくれている。 空気はひんやりしていて乾いている。
風も少し吹いていて、
これがまた気持ちいい。 とにかく、
いつまでも自転車で走っていたい様な夜だった。 で、俺は少し遠回りして帰ろうと思った。 |