【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】ベランダで洗濯物を取り込んでいた母

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】ベランダで洗濯物を取り込んでいた母

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母から聞いた話。

私がまだ赤ちゃんだった頃、
ベランダで洗濯物を取り込んでいた母。

ベランダがある部屋では私がベビーベッドで眠っていた。

拍手[3回]

キャッキャと笑い声が聞こえて来たので、

「起きたのかな?」

と声を掛けたり、子守唄を歌いながら作業。

返事をするように、
またキャキャッと笑い声。

でも何か近い。

やたら声が近い。

ベビーベッドの位置は、
ベランダから上がってもう少し奥なのに。

少し違和感を感じながら、
ハンガーにかかった最後の洗濯物を取ると、
その一つ向こう、何もかかっていないハンガーに
真っ黒なものがぶら下がっていた。

輪郭はモヤみたいにぼやけ、
バーバパパみたいな楕円形の真っ黒なもの。

それが細くて長い片腕でハンガーにぶら下がり、
キャキャッ!と声をあげて消えた。

驚いた母はしばらく立ち尽くし、
まだ揺れているハンガーを見つめていた。

その後、なんとなく私を見に行くとスヤスヤ眠っていた。

不思議と不気味な気持ちはせず、
喜んでくれたんだなと、むしろ可愛い笑い声に思えたとか。

「なんだったのでしょうね」

といまだに話してくれる。

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