【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】お稲荷さんのよだれかけ

【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
【ほん怖】お稲荷さんのよだれかけ

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学生時代に体験した話。

稲荷公園で友人数人とこわい話で盛り上がった。

なかでも友人Tの話がインパクトがあって…
お参りしていたお稲荷さんのよだれかけが
ひどくボロボロだったのを見たTのおばあちゃんが、

『かわいそうに…新しいのを作ってあげますからね』

と心の中で話しかけたそうだ。


ところが、社交辞令的に思った事なので
彼女はそのまま忘れてしまった。

何ヶ月かが過ぎたある日。

おばあちゃんは原因不明の高熱に倒れた。

医者もお手上げの状態で、
Tも最後のお別れにとおばあちゃんの元を訪ねたとき、

「赤い布を持ってこい!!」

と、おばあちゃんが叫んだそうだ。

家族が布を用意すると、
高熱にもかかわらず大きなよだれかけを作って、
ウンウン言いながら自分の足で件のお稲荷さんの首にかけに行った。

その日の晩には、
おばあちゃんの高熱はうその様に引いたそうだ。

その話をTがしはじめた頃から
葉っぱがはらはらと落ち始めた。

時間は夜の8時前後だったと思う。

季節は夏のおわりかけとはいえ、
紅葉には早い時期。

それが俺たちの腰掛けていたベンチの周りだけに落ちてくる。

しまいには落ち葉のカーテンで
すっぽり包まれたような感じになった。

さすがにただ事では無いと、
落ち葉のカーテンをかき分けて上を見上げると、
公園の木一面が桜の花を満開に咲かせていた。(様に見えた)

その場にいた俺たちが全員体験し、
とにかく怖くなってその場を逃げ出した。

ラリッていた訳ではないし、作り話でもない。

オカルトには何でも首をつっこむ性質だが、
お稲荷さんだけは深く関わってはマズイと今でも思っている。

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