【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】波が少し高い日の海

【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
【ほん怖】波が少し高い日の海

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小学校低学年の頃の話。

その日は私+姉+従兄弟+うちらのお父さんで海に行くことになってたが、
台風が近づきつつあって、お父さんは渋った。

が、
行きたい行きたいと大合唱するうちらを見て、
お父さん行くことに決定。

海に着いてみると、
波が少し高いかなぐらいで、
うちらは大喜びで海へ。

お父さんはうちらを見てるから、
ということで近くの海の家にいた。

少し高い波が自分の体をザブンザブンと揺らすのがすごくおもしろくて、
その波に乗って夢中になって遊ぶ私達。

お父さんの方を見ると、
さっきより遠くなっている。

しかし気にせず遊ぶ。

波が私達をグワンと運ぶ楽しさ。

しばらくすると、
従兄弟が急に現れた岩に激突。

ああっと近寄ろうとする私と姉だが、
波のせいで近寄れない。

というか、
波が強くで自分の動きたい方向にまったく動けない。

姉も同じ。

フト周りを見ると、
同じように波に捕まって動けない子供達がたくさんいた。

これはいかん、とお父さんに助けを呼ぼうとしたら、
お父さんはもう小さな点ぐらいになってて、
お父さんらしき点の他にもたくさんの点がウロウロ動いてた。

ああうちらは波にさらわれてるんだ、
とやっとこさ事実を知り、パニックに陥った私。

姉もパニック。

他の子供らもパニック。

すると、そこに一人うちら子供より少し上(多分15~16歳)の兄ちゃんがいた。

その兄ちゃんはいきなり叫んだ。

「こっちだよ!」

こっちと言われても波が阻んで動けない。

泣きそうな子供達をその兄ちゃんは
何故か波の合間を自由に動いて一人一人に近づき、
誘導してくれた。

私と姉のところにも来て、

「こっちこっち!」

と先を行き、必死で着いていく私達。

その兄ちゃんの背中を見失わないよう、
無我夢中で泳いでるうちに、
ハッと気付くと砂浜の上にいて、
姉、お父さん、従兄弟がいた。

他の子供達も親といた。

岩にぶつかったあと
従兄弟はぶつかった足が痛くて動けず、
そこにあの兄ちゃんが来たそう。

その場にいた他の子供達も、

「兄ちゃんが」

と親に説明していた。

が、うちらのお父さんも他の親も兄ちゃんを見てない。

見たのは波に捕まってる私達が、
急に一斉に海岸に向かって泳ぎ始めたこと。

で、何が今思うと怖いかというと、
波にさらわれそうになったことが今思うと怖いです。

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