×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
| |
スポンサーリンク
自分は某車メーカーの下請け鉄鋼工場で働いてたんですけど、新卒で入ったばっかりの頃の話。
夕方の定時近く、作業中に腹痛に襲われ、工場外にあるトイレに駆け込んだ。
個室のトイレで用を済ませ、工場内に戻ると様子がおかしい。
工場のライン回してる顔ぶれが全く知らない人達。 工場内も所々機械の配置が違ったり、表示の看板もオカシイ。
明るいはずの照明も暗く、白銀灯が不気味に光っていた。
自分の持ち場に戻ったが、働いてるのはやはり知らない人達ばかり。
その人達は自分を見ると眼は合わすのだが言葉は無い。黙黙と作業をするだけ。
その人達のヘルメットには『○×鉄鋼』。
研修の時に聞いた、20年前のかつての会社の名前だ。
ほんのり怖くなり、またトイレに戻りうずくまってると、心配した先輩が様子を見に来た。
先輩と工場に戻ると元に戻っていた。
過労の為の幻覚だったと結論付けたが、怖く哀しかった。
「ほんのりと怖い話」の関連記事【【ほん怖】リサイクルショップの手鏡【ほん怖】10年ぶりのクラス会 【ほん怖】元彼 【ほん怖】渓流釣り 【ほん怖】すれ違い PR コメントを投稿する
<<【ほん怖】ジャングルで遭難 | ブログトップ | 【ほん怖】すれ違い>> |