【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】足の無いおじちゃん

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】足の無いおじちゃん

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私のつい最近あった体験談。

子供(もうすぐ3歳)とある日、ママ友の家に遊びに行った。

そこの家は新しく綺麗で、新興住宅地に建っている。

ただ、うちの子だけが、その家のある一室に近づかない。

そして、こっそりと私に

「足の無いおじちゃんが怖い顔で見てる」

と言った。

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時間も遅かったので、

「ぐずってきたから帰るね」

と言ってその家を出たのだが、
自転車を漕ぎ出してまもなく息子、

「ママ早く~!おじちゃんが追いかけてくるよ~」

「え?足がないのに?」

「ぴゅーって飛んでくるよー、怖いよー!!」

私は霊感が全くないわけではないので、
このときは気持ちの悪い寒気を背中に感じていた。

自然と速度は上がる。

だが、うちの側の十字路にさしかかるところで、いきなりタイヤがパンク。

慌ててブレーキを踏んだ目の前を、一時停止を無視した暴走車が通過。

あのまま走ってたら・・・と思い、ほっとしたのもつかの間。

ありがちなのだが、舌打ちが聞こえた。

「とりあえず、あんたはこれしてなさい」

と、自分の首にかけている御守りを息子に持たせ、
もう自転車を漕ぐのは危ないので、
わんわん泣く子供を乗せたままひきずっていく。

明らかに自転車が重い。

だが、家に着いてドアを開けると、
いつもは猫が一匹しか出迎えてくれないのに、
この日は家の猫3匹全てが玄関に並んでいて、
いっせいに背後に威嚇した。

そのとたん、薄ら寒い空気は消えた。

猫たちもしばらくフーフー言ってたけど、
息子が「おじちゃん逃げた」と言ったので、まあいっか・・・と家に入った。

念のため玄関に塩をまいた。

3歳前の子にこんな高度な嘘がつけるとも思えないし、
私も幼い頃こんなんだったようなので、
やっぱり何か憑いてきてたとは思う。

パンクしたと思って自転車屋に持っていったところ、パンクなどしておらず、
単に空気がぬけていただけらしい。

誰かが守ってくれてるのかな?

気持ち悪いなあと思いつつも、よほど猫が嫌いな霊だったのかな?とほんのり。

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